おれはどこかおかしいのかもしれねェ。
オヤジがベッドの上で大勢の女を侍らせて、チンポコをそいつら全員に一度にしゃぶらせていても気にならねェ。
女どもに一斉に、胸や腰を使って全身を愛撫されていても興味がねェ。
なのにいざ、足を開けと言われた瞬間、どうしようもないほど何度も、強烈な悪寒に襲われる。
てめェの目の前で屹立したソイツが視界に入っただけで。
歯を食い縛って堪えても抑えきれない衝動を覚える。
おれを相手にオヤジがおったててるんじゃないかと錯覚して。
おれはおかしいのかもしれねェ。
たったそれだけで、他のすべてがどうでもよくなっちまう。
-2012/11/08
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