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オリジナル/中天の王シリーズ/四人王-SHIJINNOH
関連項目:『太陸本義』『大洋の呼吸(OBr)』


聖紋
鳳舞王特有の文様。主に鳳舞王の『鵬翼』(翼)を生む箇所に現れる。
また一説に、虎嘯王も背に二つの聖紋を持つと言われている。
王の呼称
王になる以前の呼称は不明。決まった呼び名がなかったとの説が有力である。
”王”の前につく呼称は、王としての力の発現を象徴しているものと思われる。
王の性別
王と称されてはいるが、それがすなわち『男性化』につながるものとは考えがたい。また、王自身の出生が不明であることから(両親など肉親の存在が資料に記されていない)もし、彼らの出生が『発生』に基づくものであるとすれば、特定の性別はつけ難いように思われている。
方位 伝説の時代の地上は、東西南北と、中天(実在するのかすら定かではない)に分けられる。のちの陰陽に影響を与えた方位による特色は、この時代に存在が確認された土地及び、その土地を治めた王の性質に強く起因している。
方位と性別
四人王の時代から暫く続く”仙客”の時代まで、民は性別(陰陽)の他に方位によって自らの性を現していた。出身を主に現すとされていたが、近年方位がその人間の性質を現していることが明らかになってきた。王の持つ性質=土地の性質に、個々の持つ天性を反映させているようである。
力の発現
鳳舞王の鵬翼、虎嘯王の白露など。<翼>や<虎>の数はその王の力の強さを表わしているといわれる。これらが王自身で御しきれなくなったとき、別個人化し、各々意志を持った存在になるとされる。固有名詞をもった虎嘯王の子、鳳舞王の侍童がそれである。
完全に人格化せず、主に付き従っている別固体の白露は『眷属』と称される。
金創
虎嘯王の文様。主に左腕に集中している。顔のものは創痕に過ぎない。
龍鱗
龍飛王が持つ文様。全身に渡って模様が描かれているとの資料があるだけで、目撃した者は存在しないようだ。(また、見た者は極刑に処されたとの伝承もある)
蛇痣
亀兆王の文様。龍飛王同様、全身に描かれた文様。化粧のように描写されることが多い。これが元になって、女性の素肌にわざと文様を描くようになったと言われている。
中天
東西南北の土地の中央にあるとされる、伝説上の土地。説によれば、無法といわれる中央の土地には昔独りだけ王が存在していたといわれる。が、その統治の時代は短く王に放棄された土地は、再び荒野に戻ったとされる。苦しみから解き放たれる悦楽の園が広がっているという者もいれば、人が最後に行き着く死の世界という者もいる。
鬼属
死して鬼となったものと、生まれながらに中天に住まう一族の総称。生粋の鬼属は少数で力を持たないものが多く、人から鬼属になったものの中には、無類の力を保持しているものが多い。純粋な鬼属は他と関わることを忌避する傾向にあるが、後者は好戦的で領地を巡る争いが絶えないとされる。
力の発現2
王以外の者でも王が住まう土地の付近には、<翼(南)の者>(南の地に存在する)などの王の『力の発現』に影響された、それに準ずる力を持つ民が存在する。
基本的に血統によるものではなく突然変異といわれるが、西と南の血を引く羽楫は
翼の者(皚翼を持つ)を称していたことから、立証するには至っていない。
だが王の力に感応した者が『王の臣下』としてその土地の有力者の地位に就いていたことは文献により明らかである。
仙客
民人や他の王たちとは別に存在していた、苦行によって”人”を脱した者たちの総称。人々は親しみと尊敬を込め、彼らが住まう土地に合わせてそれぞれ呼称を持っていたようだ。(『羽客』=南の仙客)際立って『力』や能力を行使していたわけではなく、民の生活にある程度密着した存在だったようである。


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