中天の王シリーズ/六大龍王の語録◆
六大龍王 …龍脈と呼ばれる大気と力の象徴。あるいは力そのもの。
龍王の一族は六つあると言われるが、あまり明らかになっていない。
その中で最も古いのが、白龍と黒龍。
元々は血のつながらない兄妹(白龍が妹)のような存在だったとも言われている。
中天の地下に棲み、世界の大気そのものをつかさどり、支配すると言われている。
白龍 …ここでは主に一族のことを表わす。
六大龍王の中で最も古く、安寧や平癒をつかさどる一族。
今の白龍の者は数多く存在するが、過去には太祖を殺され、一度滅びかけたことがある。
黒龍 …白龍とともに、古くから続く龍の一族。
六大龍王の中で最も力が強く、破壊と不死をつかさどる。
不死者と呼ばれ恐れられているため、黒龍の存在はあまり明らかにされていない。
ともに続く白龍とは因縁があり、太祖の頃に白龍を助けたこともあるとか。
★(番外)
白龍の太祖死亡説 …銀針も普氾も知らない遠い昔、太祖の時代のお話。
黒龍の青年と白龍の少女が兄妹のように過ごしていた頃、黒龍の青年が守り育てていた白龍の少女が大人になる前に、白龍の先代と人の間に生まれた人間に少女(白龍)を殺された経緯がある。
白龍の太祖の血筋はそこで絶えたと思われたが、青年がその人間との間に子どもを成して白龍の血を途絶えさせなかったという過去がある。
当時は大きな龍(太母)と自由に動ける人型の龍が対となって龍脈と力の象徴として存在していたと言われる。
殺された少女は母体の方の白龍ではなく自由に動ける方の白龍だったが、殺した側の白龍と人間の子は『太母』を母に持つ白龍。
大きな龍と人型の龍は互いがその役割を交換することもできるし、自分たちの跡継ぎを外で生むこともできたと言われている。
この兄妹は物凄く仲が良かったので、少女を失ったことは彼(黒龍の青年)にとって大きな悲劇だったらしい。
★さらに番外
白牡丹(はくぼたん)… 白龍の太祖の少女。イメージはてんびん座(風)かな…。
普現(ふげん)… 黒龍の太祖の青年。イメージはさそり座(水)。
寿眉(じゅび)… 白龍の太祖の少女を手にかけた白龍と人間の間に生まれた白龍。イメージは何だろう…。
ちなみに白龍の太祖の一族(大師峰)は太祖の名前(白牡丹、寿眉、貢眉)を繰り返し用いてます。
白牡丹(はくぼたん・現在の大師峰)… 白龍の太祖。先代の大師峰である兄(貢眉)をかつての黒龍の頭領である滂沱に殺害される。
仙伯(せんはく)… 大師峰の夫。滂沱の宿敵で妻の兄である貢眉とは親友だった。
寿眉(じゅび・白龍の次の大師峰)… 現在の大師峰と仙伯の間に生まれてくるこども。
貢眉(こうび・白龍の大師峰)… 先代の大師峰。銀針の師匠でのちに滂沱に殺される。
貢眉の名前は、恐らく普現が産んだ白龍の太祖の子どもの名前が元なんだろうなと思います。
白龍の太祖の名前はあともう一つあるけれど、それが明らかになるのはもっと先の話になるので。
滂沱(ぼうだ)… おさない普氾を拾って育てたかつての黒龍の頭領。普氾の師匠。
おまけ。淡沱(たんだ)… 普氾の兄の名らしい。普氾がおさないころにその姿を消す。
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